逆デッサン
恒例の“逆デッサン”の実技。
黒い紙に白い鉛筆で描きます。
なかなか皆良く描けてます。
でも実は僕にとってこのデッサンは「逆」ではありません。
白で光を描き起こすということは、光の質量=加筆の量。
暗闇(まっ黒な部分)をゼロと考えるなら、白鉛筆の物量もゼロ。
光の量分だけ、白い顔料が乗っかるということになります。
物理的には理にかなったデッサンなんです。
だから、暗闇の平面の中にモノを構築していく感覚を自然に感じることができます。
むしろ、白い紙に鉛筆で影(無)を加える、いわゆる普通のデッサンこそ「逆」なんです。
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